突然ですが、私の夫は靴が大好きです。ビジネスシューズはイタリアのとあるメーカーの靴を履き、スニーカーは人と被らないデザインのものを買います。日曜日にはビジネスシューズを靴クリームで磨くのがお決まり。
そんな夫なので、我が家には夫の靴がたくさんあります。賃貸に住んでいた時は、下駄箱に家族4人分の靴を収納しきれず、靴箱や玄関の隅に置いておりました。
ずーっと、欲しかったものがシューズインクロークです。最初はだいぶ迷ったのですが、子供の靴も増えそうですし私自身の靴も置きたかったので、設置することにしました。
そもそもシューズインクロークとは何なの?
一言で言ってしまうと靴専用部屋です。
似た機能を持つものとしては、下駄箱があります。その名の通り、建付けの棚に靴をささっとおいてしまう収納棚です。伝統的な日本家屋や学校で見らるものですよね。
賃貸アパートやマンション等になると、玄関横に床から天井までの背の高い下駄箱があります。私たちがかつて住んでいた賃貸は、この下駄箱だったのですが私は背が小さくて上の方まで届かず使いこなせませんでした。なので、もし家を建てるのなら自分自身が使いこなせるものにしたいと考えておりました。
シューズインクロークのメリットとデメリット
シューズインクロークのデメリット
いざ、シューズインクロークを設けるとなるとメリットだけじゃなくてデメリットも気になります。
シューズインクロークのデメリットとしては、
- スペースが必要
- 設置費用がかさむ
- お客様の視線が気になる
の3点が考えられました。シューズインクロークはウォークインクローゼット同様、人が歩いて靴を選んだり収納したりするスペースが必要なので、その分の広さは確保しなければなりません。つまり、シューズインクロークを設ける分、他の間取り(廊下や玄関や駐車場)に取れるスペースが狭まることは覚悟しなければなりません。
設置費用については、建付けの稼働棚を5段くらいつけるのと玄関との間仕切り壁や扉の費用が余分にかかります。また、間仕切りをしなければお客様の視線が気になるのも課題の一つです。こちらの間取りについては、私の家ではどのように対策したのか次回の記事でご紹介しております。
シューズインクロークのメリット
シューズインクロークのメリットは次の3点です。
- 靴のまま入れる
- 背の高い靴を楽に収納出来る
- 靴以外のものを収納出来る
靴のまま入れる便利さ
まず、靴のまま入れる点についてです。もし、シューズインクロークがないお家の場合ですと、帰宅したら靴を脱いで下駄箱にしまうか玄関の端に靴そろえておきますよね。それが、シューズクロークになった場合、
- 帰宅玄関の横のシューズインクロークに靴のまま入る
- シューズインクロークで靴とコートを脱ぐ
- 家に上がる
という流れが出来るので、玄関の土間でごちゃごちゃと荷物をいったん置いて、靴を脱いで下駄箱にしまって、もう一回荷物を持って、コートを着たままリビングまで行くという少し手間になる行動を省くことができます。
背の高い靴を収納することが出来る
これは、女性にとってはかなりポイント高い点です。冬にはロングブーツ、梅雨にはレインブーツ、フォーマルの場でハイヒールを履くこともあるかもしれません。そんな時、一般的な下駄箱には背の高いこれらの靴は入りません。私も以前は、やむなく横に倒して収納したこともありましたが、靴が傷ついてしまうこともありました。お気に入りの靴を綺麗な状態で保管するためにも、棚の高さを自分で自由に変えられるシューズインクロークは最適です。
靴以外のものを収納できる
玄関周辺においておくと便利なものをシューズインクロークに置いておけるのもまた魅力の一つです。雨の日に使う傘、レインコート、ショッピングカート、スーツケース、災害用持ち出し袋、災害用ヘルメット、自転車用ヘルメット、アウトドアグッズ、ゴルフバッグ、スノーボード、スキーの板等多岐に渡ります。これらに共通しているのは主に家の外に持ち出して使うということです。家の出口は玄関ですから、玄関横のシューズインクロークに収納しておけば持ち出し時の労力も最小限になりますよね。
まとめ
今回こちらの記事にシューズインクロークについて書いてまいりましたが、私も実際にシューズインクロークの家に住んだことがなかったので、自宅を建てる前にはモデルルームを見学したり、実際のお宅拝見をさせていただきました。家族構成や趣味によって、シューズインクロークに収納するものはそれぞれ異なっていましたが、どのお家の方も口を揃えて「便利ですよ」とおっしゃっていました。特に、朝の時間帯に玄関が混線してしまうのを防げるのが嬉しいとのことでした。私も実際に自宅に設置してみて、自分のブーツがきれいに置けたのを見て感動したのを今でも覚えています。もちろん、少人数のご家庭等であればわざわざシューズインクロークにスペースを割くのも勿体ないと思います。ですがもし、あなたがシューズインクロークの設置について前向きでいらっしゃるのなら、お勧めです。出来れば、モデルルームや実宅をご見学いただいてあなたにとって一番使い勝手の良いシューズインクロークをイメージしていただくのが良いと思います。